まりみて特別編 アフターコロナのハロプロライブ
そんなわけでこの書き出しは公演がはじまる一時間以上前に会場内で書いています。
コロナ禍が本格的にはじまって半年以上が経過していますが終息どころか拡大の懸念があり、今なお医療従事者の皆様を中心に全国で多くの人の献身のために我々は辛うじて文明生活を維持できています。
インバウンドを中心とした産業は苦戦しており、飲食という重要な産業ですら外食のリスクを指摘されていて様々な対策の中で何とか営業活動をしています。
とりわけ、娯楽産業はコロナ時代の魔女が狩りのターゲットとなっており、規模の代償を問わず苦境にたたされています。
日本人の民族性のもっとも醜いところというよりは生きとし生けるものの本能のようなスケープゴートとして見つけられて差し出されます。
それでも音楽も映画も演劇も灯火を絶やさないよう今もどこかで誰かが「やらかしたら全力で叩くよ」といういやらしい目で見ていると知っていても前を目指して手探りでエンターテイメントと向き合っています。
アップフロントグループ テレワーク合唱「愛は勝つ」「泣いていいよ」「負けないで」
前置きにお付き合い頂きありがとうございます。開演まであと一時間。
会場はきめ細かい規制入場。
コロナの追跡システムへの登録、従来あった荷物チェックの廃止。非接触の検温、チケットもぎりのないチェック、そしてアルコール消毒。
こういう厳しいチェックもきめ細かい入場でしっかりと対応されスムーズに入場できました。
ちなみに自分はQRリーダーの不調で事前登録に10分ほどかかりましたが、そういう場合はそなえつけの用紙に連絡先等を記入して提出のようです。スマホない人とかもそうですね。
入場から一時間弱、何度となく上記動画の楽曲が延々と流れる中、誰もが静かに時間を待っています。
一回8列中央の客の友人が知人を見つけて嬉しいテンションで話しかけていましたが、即係員にチェックを受けていました。
電車のドアにかけこみ乗車するときに傘を挟み込む人のような居心地の悪さは感じて頂きたいですが、昨年までは当たり前の日常だったんだようなぁと思ったり。
ただ粛々とその瞬間を待っています。
ついでに言うと収益のかなりの部分に当たるであろうグッズ販売もなし。
これは発声を伴いますし、ライブハウスの人狼ゲームイベントでもクラスター発生の要因としてあげられていますから苦しい中でも守らざるを得ない措置ですよね。
ただこの待ち時間、悪いことばかりでもなく流れる曲の歌詞を改めて聴いてしまいます。何回も参加している人は飽きたかもしれませんが、この長い待ち時間を我慢しているハロプロファンが僕はとても好きです。
ハロプロに限りませんが、ハロプロはあくまでも表現者として歌い手としてステージに立つ覚悟のある女性たちの集まりです。そして僕たちはそんな女性たちを応援するという道を進む求道者的な気持ちを持っていたりするはずです。
この時間もその瞬間を待つまでの過程なんだと思えばどうってことないですよ。
そんな風に思います。
ということであと30分ほどそんな過ごし方をして、彼女たちの素晴らしいパフォーマンスに備えたいと思います。
こんな風に書いて一旦とめていた更新ですが、
先ほど名古屋から帰って参りました。
様々なことを試行錯誤しているのが手に取るようにわかる公演でしたし、
やはりオーディエンス側としては忍耐しているところがないと言えば嘘になるでしょう。
ただ一言。
素晴らしいパフォーマンスの数々でした。
どのメンバーも素晴らしかった。
そこには歌う喜びと歌を届けるプライドがありました。
ここ最近ずっと今後のライブの在り方を考えています。
— きゃりーぱみゅぱみゅ (@pamyurin) 2020年8月29日
声が出せない、踊れない、着席を守るとすると今までのライブとは別物になるし生き地獄だよなあ…
それでも会場でみたい!と思う人はどれぐらいいるのだろうかと思いまして思い切って聞いてみました。意見をお聞かせください🙃よろ
きゃりーぱみゅぱみゅさんのされていたツイートでとても頷けるものですが、
それでも前に進む上でやはり旗手となるべきアーティストの方々は必要だと思います。
人類が克服できなかった感染症はまだありません。
ワクチンができ、インフルエンザくらいの毒性となるまでまだまだ時間はかかるでしょうが、その日を目指して前に進んで欲しいですね。
ハロプロは負けない。そういう意思を感じる公演でした。
それぞれのできについては機械があれば書きたいところです。